【Maya備忘録】GUIなしでMayaを起動する【Windows】
Mayaで作業をしていると、他人からもらったファイルなどが重すぎてメモリが一杯になりファイルが開けないことがあります。 そんな場合、MayaをGUI無しで起動するとファイルを開ける可能性があります。 GUI無しの場合メモリ上に頂点データなどを展開しないためか、ほとんどメモリを使用せずファイルを開くことができます。 (GUIありで20GB以上メモリを使用していたシーンがGUI無しでは0.8GBで開いた実績あり) 起動方法 MayaをGUIなしで起動するには「コマンドプロンプト(cmd .exe)」を使用します。 「コマンドプロンプト」で起動したいバージョンの「maya.exe」のパスに「-prompt」フラグを追加してコマンドを実行します。 「cmd.exe」を起動 「maya.exe」のパスに「-prompt」フラグを追加してコマンドを実行 (例:) コマンドプロンプトでMayaを起動(GUI無し) 正しく実行されると、別のコマンドプロントが開き、GUIの無いMayaが起動します。 Maya(GUI無し)が起動した状態 この状態でファイルを開いたり、階層を調べ不要なオブジェクトを削除したりできます。 Mayaの操作はmelコマンドで行います。 ファイルの開き方 ファイルを開くには「file -open」コマンドを使います。 ここで注意したいのはファイルパスに円マーク(バックスラッシュ)が入っていると、エスケープシーケンス扱いになるため、「¥」→「¥¥」(「\」→「\\」)と置き換えてから実行します。 参考 http://help.autodesk.com/view/MAYAUL/2017/JPN/?guid=GUID-6D430603-ABDD-48B0-BD3E-AB828EFCA1BB ファイルを開く シーンの最適化(不要なノードの削除) オブジェクトをリスト、オブジェクトを消す ファイル内の階層をリストアップするには「ls -dag」コマンドを使います。 リストアップしたノードの中からメモリを圧迫している不要なノードを削除などするとよいでしょう。 しかし、このコマンドではシーン内のすべてのオブジェクトノード(dagノード)がリストアップされる